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パリ東駅Gare de l’Est

―シャンパーニュ地方への玄関口―

パリからシャンパーニュ地方へ向かう際に、起点となるのがパリ東駅。目的地の駅は、フランス北東部の中心都市ランスReimsだ。

ランスはフランスの歴代王が戴冠式を行ったノートルダム大聖堂のほか、トー宮殿、サン・レミ聖堂がユネスコ世界遺産に登録されている歴史の町。有名シャンパンメーカーが軒を連ね、郊外には一面のブドウ畑が広がっている。

パリ東駅からランスまでは、TGVが直通しており、所要時間は50分弱。ランスからモエ・エ・シャンドンの本社が所在するエペルネーEpernayへはローカル列車TERが接続しており、ランスから約35分でアクセスできる。

パリ東駅はTGV東ヨーロッパ線の基点駅。ランスやストラスブールなどフランス東北部に向かうほか、国境を越えてルクセンブルク、あるいはフランクフルトやミュンヘンに向かうTGV、そしてICEが乗り入れている。