ピエール・ド・ランブリー ピノ・ノワール
生産者 | Dom. Doudetドメーヌ・ドゥデ |
種類 | 赤ワイン |
ブドウ品種 | Pinot Noirピノ・ノワール |
ヴィンテージ | 2021 |
生産国 | フランス |
産地 | ラングドック・ルーション地方 |
アルコール度数 | 13% |
輸入者 | ミリオン商事 |
参考小売価格 | 999円+税 |
梅雨の真っ最中の蒸し暑い時期、軽くて飲みやすそうな赤ワインを、ということで、近くのスーパーマーケット「オーケー」でチョイス。裏ラベルによると、1849年創立のブルゴーニュ、サヴィニ-レボーヌにワイナリーを構える老舗のワイナリー、ドゥデ・ノーダンが南仏ラングドックで造る赤ワインとのこと。コルク栓で、ピノ・ノワール100%。
ラングドック・ルーション地方の中心都市はモンペリエ。地図で見るとスペインとの国境が近い、フランス最南端のワイン産地。地中海に面している。雨がほとんど降らず乾燥して暑い夏、そして温暖な冬という典型的な地中海性気候で、古くからワインの生産が盛んであったよう。気軽に飲めるカジュアルなワインの産地のイメージだが、このワインもリーズナブルな価格。
いざ、抜栓。グラスに注ぐと、かなり濃いルビー色。粘性わずかでサラサラしている。ふわっと赤ベリー系の香りがただようが、あくまでおとなしく舞う感じ。果実味豊かな味わいで、ピノ・ノワールらしい繊細さ。すっと飲めるミディアムボディ。タンニンもほどよく、わずかにスパイシー。含むたびに口のなかに手持ち花火がシュッと花開いて、そしてやがて夏の暗闇に溶けていく、そんな飲み心地。その細かな配色さえ目に浮かぶよう。余韻はさほど残らないが、この値段ならハウスワインとしてふつうに飲める一本ではないでしょうか。